アーケード版DDR EXTREMEはリンクデータの使用が可能になっています。
これを使えば、ハイスコアやランク、パスワードといった情報をメモリーカードに記録できるといったメリットがあります。
しかしこれには、一つだけ大きな問題点があります。
それは、「今までのDDRMAX、DDRMAX2からリンクデータを引き継げない」というものです。
前作まではバージョンの違いを意識することなく、自由に使えました。もちろん、そのバージョンでは収録されていない曲のデータもそのまま消えずに残されました。
ところが、DDR
EXTREMEになってからはそれができなくなっています。
DDR
EXTREMEでリンクデータを使用するには、一度家庭用5thMIXでリンクデータを新しく作り直す必要があります。
しかも、他のバージョンにリンクさせるともうEXTREMEでは使えなくなってしまうという問題もありました。
というわけで、少々強引ではありますが、無理やり引き継ぐ方法を紹介します。
ここから先は自己責任でお願いします。
メモリーカードからリンクデータをパソコンに吸い出して、パソコンで修正、その後元のメモリーカードに書き戻します。
というわけで、メモリーカードが読み書きできる環境、リンクデータが必須となります。
まず、メモリーカードからリンクデータを吸い出してください。DDRMAXのものでも、DDRMAX2のでも構いません。
なお、今回はmc形式で説明します。他の形式の場合は違ってくるのでコンバータなどを利用してください。
吸出しが終わったらそのデータをバイナリエディタで開いてください。
バイナリエディタは世の中に多く出回っていますが、どれでも構いません。
たまはStirlingというソフトを利用しています。再配布可ということなのでここに置いておきます。
吸い出したデータの3C80〜3C9Fの番地を見てください。
実はここで判定しています。
ここで、この部分を上記の画像の一番下のように書き換えてください。
なお、参考でいいますと、一番上がDDRMAXのリンクデータ、真ん中がDDRMAX2のリンクデータになっています。
さらにおまけですが、実はこの部分を全て「00」で埋めてしまっても実は引き継げたりします。
こちらのほうが簡単なのでオススメです。
あとは上書き保存して元のメモリーカードのリンクデータに上書きすればEXTREMEで使えるリンクデータになります。
今までのスコアも全てそのまま引き継げています。
間違ってリンクデータを破壊してしまう恐れがありますので、事前にバックアップを取ってからデータを変えることをオススメします。
この方法でも、「1個のリンクデータに保存できる曲の数は176曲まで」という条件は変わりません。
したがって、旧作からデータを引き継いだ場合、それだけEXTREMEで新たに保存できる曲が減ってしまいます。
実は、現行のリンクデータは5thMIXではメニューの文字が「New
Version」と表示されています。
今後発売される全てのバージョンに対応できるようになっていたわけですね。
肝心なデータの中身ですが、ここで紹介した部分はゲームの名前として表示されています。
この部分を変えればその名前になるわけですが。変な名前にしてしまうと、EXTREMEでは使えませんが。
他には176曲までの2プレイスタイル(SINGLE/DOUBLE)、3個の難易度、そのランクとスコア、インターネットランキング踊のパスワード領域12個などがあります。
実は結構考えてあったんですね。
残念ながら、EXTREMEでは全5難易度までできてしまったので、「習」と「鬼」の難易度は記録されませんが。
ただし、例外として「鬼」の難易度しか存在しない曲は別の曲として記録され、「激(MANIAC)」の難易度の部分に記録されています。
もっと詳しく知りたい方見えましたらお気軽に。