基本システム

▲Back

前作からの変更点

ほとんどは前作と同じです。蹴りはレバー操作と組み合わせることで特殊な蹴りも出せます。空中ガード廃止されました。よって不用意なジャンプは禁物です。怒りゲージ溜めもなくなりました。ただ、一発逆転ができるようになりました。新システムとしては「追い討ち」とそれに対する「起き上がり動作」、「連続斬り入り込み」です。さらに初心者向けの「剣客」なら武器飛ばし必殺技や連続斬りがボタン同時押しで出せます。

レベル&対極選択

キャラ選択後、レベルを選びます。「剣客」は初心者向けで連続技か簡単に出せますが怒り爆発が使えません。今回はオートガードもありません。「剣豪」は中級者向けです。全ての行動が可能なニュートラルモードです。普通はこれです。「剣聖」はガードが一切できません。前作のような常に怒りMAXもありません。上級者向けとされています。

次に対極を選びます。各キャラにはそれぞれ「修羅」・「羅刹」の2種類のタイプがあり、必殺技や演出をはじめ、キャラの見た目も変わります。「修羅」は初代サムスピタイプで「羅刹」は別版といったところでしょうか?

鍔ぜり合い

サムスピシリーズならではのシステムです。互いの武器が同時にぶつかると発生します。前作のようにダッシュ同士のぶつかりでは発生しなくなりました。制限時間内で多くボタンを連打したほうが勝ちとなります。回数が同じだった場合は双方とも武器を落としてしまうか、何も起こりません。今回は画面に連打回数が表示されます。なお、押すボタンはどれでもいいのでピアノ連打が効果的です。

武器を落としてしまった場合は素手で戦うことになりますが、圧倒的に不利になるのではやめに武器を拾ったほうがいいです。白羽取りで隙を作らせるというのも手ですが...

怒りゲージについて

相手の攻撃を受けると蓄積される怒りゲージですが、前作の怒りゲージ溜めは廃止され怒り爆発に変更されました。ただ、14連斬をヒットさせれば確実にゲージMAXにできるので溜めたい時は積極的に狙いましょう。ゲージMAXになると相手に与えるダメージがアップし、武器飛ばし必殺技が可能になります。また、一部の通常技・必殺技がパワーアップするキャラもいます。これらの効果はゲージMAX中は常に有効ですが、武器飛ばし必殺技をヒットさせると強制的にゲージが0になってしまうので注意です。また、ゲージのたまりやすさや持続時間はキャラによって違います。

武器飛ばし必殺技について

怒りゲージがMAX時のみつかえる点は前作と同じ。ダメージは他の格ゲーのそれに比べると劣りますがヒットさせれば相手の武器を飛ばせるので有利になります。コマンドは全キャラ共通になったので前作より簡単になったキャラもいますがやはり入力は簡単ではありません。技のモーションが大きいのでガードされると厳しいです。キャンセルや避けから使うと良いでしょう。

避け&回り込み

避けは前作の「見切り」のことです。これを使えば相手の攻撃を防御せず避けることができます。ただ、防御崩しやコマンド投げなどは避けられません。強斬りなどのガードをすると間合いが離れてしまう技は反撃がしにくいですが、避けを使えば間合いは離れないので近距離攻撃は当然、連続斬りまで入ります。相手の攻撃判定が消えた直後にこちらが動けるように出すとベストです。

相手との距離が近い時は回り込みが出せます。相手も後ろに回りこんで攻撃するのでうまくいけば背後から大ダメージが奪えます。近距離でレバーを前に入れるというリスクのため「避け」と違って防御崩しやコマンド投げも回避できます。カウンターで狙うのが最適です。逆に相手に回り込みをされた場合、避けをすればガードせずに回避できます。

不意打ち

前作にもあった、対しゃがみガード用の技。下段攻撃と組み合わせることによってガードを揺さぶれます。また、キャラによっては小さくジャンプして攻撃するものもあります。こういったキャラの場合、相手の下段攻撃をすかしてダメージを与えられます。

武器捨て挑発

今回からの新システムです。自分で武器を捨ててしまうので不利になりますが、やられた相手はなめられたも同然です。こうれぞ本来の挑発の姿でしょう。しかし、この武器捨て挑発には別の意味も...

怒り爆発

前作の怒りゲージ溜めの代わりのシステムです。怒りゲージそのものと引き換えに怒り爆発状態に入れます。この間は武器飛ばし必殺技はもちろん、「連ね斬り」や「一閃」も使えるようになります。ただし、一度爆発してしまうとその勝負では二度と爆発できません。怒りゲージもなくなってしまうので武器飛ばし必殺技も使えません(ラウンドが変わっても使えません。次のステージなら可能)。怒り爆発はいつでも使えますが、持続時間は残り体力と関係があり、残り体力が少ないほど持続時間も長くなります。よってピンチの時に使うのがいいです。

怒り爆発をすると専用の攻撃モーションがあります。この間は完全無敵な上、この怒り爆発攻撃はガードできません(ただしダメージは0)。下に述べた割り込みとしても最適です。

怒り爆発は攻撃・ジャンプ・ダウン時以外ならいつでも使えます。立ち・しゃがみ時はもちろん、ダメージを受けているときでも使えます。残り体力が少ないときの連続技を食らってる最中に割り込みとしても使えます。活用しましょう。

連ね斬り

怒り爆発状態時のみ使える技です。短い連続斬りが自動で発動します。この技は終了時に全動作につなげます。つまり連ね斬りヒット後、攻撃判定の出が早い技なら全ての技が確実に決まります。したがって、必殺技だけでなく連続斬り入り込みや一閃まで入れられるし、もう一度連ね斬りをつなげることもできます。単発ではダメージが少ないですが連続入力(ABC連打)で連斬数を増やせます。一閃とは違った楽しみのある技です。

一閃

この技も、連ね斬り同様怒り爆発時のみ使えます。一度使うと怒り爆発状態はなくなってしまいますがその威力は絶大で体力ゲージ1本以上減らすこともできます。自分の体力ゲージが少ないほど威力も上がります。まさに一発逆転の技です。ただ、怒り爆発しても相手は注意するので焦って出してもチャンスを潰してしまうだけです。防御崩しや回り込みなどから隙を作って狙うことが大切です。

当て身&真剣白刃取り

当て身は全キャラコマンド共通で武器あり時のみ可能で相手の武器を弾き上げ、敵に隙を作ることが可能です。具体的な使い方は中斬りなどを見せて反撃してきた相手の攻撃を取るとか、立ち弱斬り連発の攻撃を止めるなどです。相手の強斬りを取ると、武器を跳ね飛ばせます。相手もプレーヤーに精神的なダメージを与えられる技です。

真剣白刃取りは当て身と同じく全キャラコマンド共通ですが、こちらは自身が素手のときのみ可能で当て身のような相手の隙を作るのではなく武器そのものを受け止める、ガードに近い技です。成功時は相手への精神的ダメージは当て身より大きいはずです。この間に武器を拾いましょう。

起き上がり

「天草降臨」では3種類の特殊な起き上がりができます。

「移動起き上がり」は足払いなどでダウンさせられた時に前後どちらかにレバーを倒すとその方向に移動しながら起き上がれます。これのいいところは相手の出方を見ながら選べるところです。後転で距離をとってもいいし前転で奇襲をかけるのもいいでしょう。間合いによっては相手のバックも取れます。リスクは少ないのでどんどん転がりましょう。

「クイック起き上がり」は上要素方向に入れることによって通常よりもすばやく起き上がれます。追い討ちを避けてその硬直中に攻撃するといった使い方が一般的でしょうか?

「ダウン回復」はダウン中にコマンド入力すると自分で体力が回復できます。ただ、ダウンしっぱなしなので追い討ちに弱いです。その追い討ちはクイック起き上がりに弱いので、その辺の駆け引きが重要となるわけです。。なおネオジオCD版では「LIFE UP」の文字が表示されません(回復はする)。

防御崩し

相手のガードの有無にかかわらず組み付いて隙を作れるのがこの防御崩しです。それぞれのキャラに「突き飛ばし」と「引っ張り」があります。組み技なので密着、あるいはそれに近い状態で無いと出せません。

「突き飛ばし」は相手を前方に押しやって隙を作れます。あまり大きな隙は作れませんが中斬りくらいは入るのでそれにキャンセルといった使い方が一般的でしょう。怒り爆発との併用で突き飛ばしの後に連ね斬りや一閃を入れることもできます。通常の怒り状態でも武器飛ばし必殺技が入るキャラもいます。画面端なら崩しからのバリエーションは豊富です。間合いが開かないため非常に有利になります。

「引っ張り」は突き飛ばしとは逆に手前に引っ張り込みます。突き飛ばしとの一番の違いは相手との位置関係が逆になることです。これにより、端に追い詰められていても立場の逆転ができます。しかもそのままのけぞっているのでそこに攻撃を加えられます。二番目は背中から攻撃できる点です。背中からの攻撃は連続技が入りやすくなっています。

このように利点が多い防御崩しですが弱点もあります。ジャンプでかわされたときはコマンドの関係上、強斬りが暴発します。よってその隙に攻撃されます。飛び込みなどから単純に狙うことは難しいのです。

追い討ち

「追い討ち」は今回から追加されたシステムです。全キャラに2種類あります。相手はガードできないのでチャンスがあれば狙っていきたいです。

「追い討ち・1」はレバー斜め前下と斬り攻撃でモーションが小さい追い討ちが出せます。密着かそれに近い状態ならほぼ確実にヒットします。ダメージは小さいですが知っているといないではやはり違います。この追い討ちの短所は特に無いです。強いて言えば間合いが近くないと出ないことでしょうか?また、相手が起き上がってこなければレバー入れっぱなしで何回でも出せます。間合いがあまり離れないので数回連続ヒットも可能です。かなりのダメージを与えられます。

「追い討ち・2」は大きくジャンプして寝ている相手に追い討ちをするものです。モーションが大きい分ダメージも大きい上、多少の離れていてもヒットします(自動追尾)。ただ、着地までの時間が長いことが欠点です。はずした時のすきも大きいです。クイック起き上がりに弱いのでそれを知っている相手には多用は禁物です。しかし、タウンの瞬間に重なるように出せばヒットしやすく、クイック起き上がりをされなければそのまま「追い討ち・1」を連発することもできます。ごっそり体力を持っていきましょう。

連続斬り入り込み

CDボタン同時押しで出るこの「連続斬り入り込み」。まずこれを当てないと、後に述べる連続斬りは成立しません。これをガードされた場合、連続斬りは成立しません。ただ、隙が小さく、ヒット確認してからでもコマンド受付がされるので中斬りの代わりに使えます。なお、この後入力する連続斬りのコマンドはそれぞれ次のボタンを押すまでの時間が決まっていますがすばやく入力してもOKです。

連続斬り(A・A・A)

3種類(14連斬も入れると4種類)の連続斬りの中で最も簡単に出せるもの。CDヒット後、A連打で出せます。コマンドは簡単ですがダメージはそこそこあるので連続斬りの感触をつかむための練習にどうぞ。

連続斬り(A・B・C)

この連続斬りの特徴は決めた後、相手が画面端まで吹っ飛んでいき、跳ね返って自分の近くにダウンします。ダウン後は追い討ちが狙えます。

連続斬り(B・B・C)

この連続斬りははっきり言って全然ダメージがありません。しかし、最後の「C」にキャンセルがかけられます(ガルフォードのみ不可)。通常の必殺技はもちろん、シャルロットや右京は武器飛ばし必殺技も入ります。使い方によっては14連斬よりもダメージが多いのです。

14連斬

このゲームの目玉です。比較的簡単なコマンドでド派手な連続技が決められます。ダメージはそれほどでもないのですが、決めた後はこちらが一方的に怒り状態になります(一番最後が空ぶっても出ればOK)。コマンドは最初の→+Aさえ入力できていればそれほど難しくはありません(→は最初のAのみ押しておけばOK。あとはレバーは自由)。→AABBCCABの後、C連打でもOKですし、→AABBCCの後、3つのボタンをピアノ連打でバタバタ叩いてもなぜか入ります。コマンドが長いですがヒットを確認してから焦らずにゆっくり入力すればまず入ります。確実に決めて優位に立ちましょう。